抗がん剤治療 後半
5月1日
令和記念日の今日もいいお天気。連休中のお家時間の話を良く聞きますが、我が家も大掃除に断捨離です。冬のシーツやカバー等大物を洗濯してスッキリ。ご近所のYさんから鳥ごぼう飯と唐揚げを頂いた。揚げ物を作るのは苦手でしないので、主人は大喜び。美味しくいただきました。
眠っていたFacebookに久しぶりに投稿し、病気の事をお伝えしたら、沢山の方々からコメントをもらいました。がんの経験者からのコメントの多さにびっくりしました。行きたくても動けないと電話も頂ました。久しぶりの離れた友達と話せて元気がでましたが全国どこでも大変な生活をされているのを強く感じました。コロナからの復活と私の復活がどちらが早いか勝負しろと言われた。よーし始まりはほぼ同時だったので、頑張るぞ。
※ あたたかい気持ちにさせてくれる今日の一冊
「カモメに飛ぶ事を教えた猫」ルイス・セプルベダ著
人より動物って賢いかも?
5月8日
連休も終わり、本日から抗がん剤の後半スタートです。一泊入院の為、妹と病院へ。私は血液検査とエコー検査へ、妹は入院説明を受け、診察後病棟看護師さんがお迎えに来てくれたので一人で行きます。今回のお部屋は685号室。前回と方向が違ったのでまたぐるりと周り、場所を確認。すぐに 「先にポートの穿刺をさせて下さい」と先生が入って来られました。後になりましたがこちらの病院はポートへの穿刺は看護師さんでなく先生なんです。まだポンプとかはつながって無いので、急いで荷物を片付け、スリッパを出しました。するとすぐお昼ご飯が来て、先に食べてと。
食べ終わった頃に薬剤師さんが来られ今日からの薬の説明を受けました。
アルコールが多く、ほろ酔い気分になるかもと言われ飲めない私は気持ち悪く赤くなるのかなと心配になりました。前回のむかつきや嘔吐感は無いが、今回の副作用はしびれや関節痛との事、13時から前投与の吐き気止め30分が2本のスタートです。その後心電図を付けパクリタキセルを3時間かけてゆっくり入れていきます。体温や血圧を測り、初めは看護師さんが付いていてくれて今日の担当は男性の看護師さんでマラソンの話をしました。フルマラソンとか凄いと言われ、私たちと一緒に走ってくれる伴走さんが凄いんですと話して、若そうでハーフマラソンの経験はあると言われたので、今度一緒に走ろうと言いましたが、抗がん剤をうっている患者に誘われてもなーと。
さて3時間は長くトイレが近い、ポンプや心電図を全部持ってのトイレは面倒だが4回は行った。途中血圧は何度か来て赤面になって無いと聞こえたが少しぼーっとしてきて眠りました。やっと終わって食塩水を15分流す。全て終わったのは17時過ぎでした。時間は長いけど思っていたより楽でした。終わってすぐまた夕食がきたのだが、動いていないし全然食べれなかった。うとうとしていていつ眠ったのか分からない。
朝7時に看護師さんが検温と血圧を測りに来たが、普通のようで、無事に退院出来そう。9時に母と主人が迎えに来てくれた。
帰宅準備をしていたが、靴下がどうしても見つからず3人で大捜索。
明後日のジーラスタ注射の予約を取って結局靴下は無いまま退院。
5月11日
深夜全身が痛く目覚める。シビレってこれ?
足がなんだかゾワゾワする。股関節も膝も足首も。まだ言えば背中も肋骨も頭も痛い。こんなの嫌だー。
今度の薬は嘔吐感は無いし楽な方と聞き油断していた。食欲は問題無いのだが、足がずーっと痛い。急いでパソコンで調べたら抗がん剤が終わってもシビレの後遺症に悩まされている方が多いとか。
こんなの無理。私早く走れるようになりたいのにー。
明朝 先生に相談してみよう。
ジーラスタ注射の通院
病院の入り口まで妹が送迎してくれた。足の不快感を先生に訴えるが、初めてなので、少し様子を見てあまり痛むなら薬を飲んでと。
まあ それだけ強い薬を使っているという事だし仕方無い
二回目まで様子を見てやろう。
どうにかこれを克服する方法を見つけたい。まだ手にはきて無いが、こうしている今もじっとしているのが痛いので、摩っている。わームカツク!
サバイバーの先輩方はこんなのガマンしてたの?すごすぎ・・・。
5月17日
昨日の冷たい雨は上がり今日は晴天です。
関節の痛みは無くなりましたが、就寝前にかゆみが出て眠れない。
不思議なかゆみで手足首から先なんですよね。なんでだろう?
処方されている乾燥止めのローションはつけているのだが、かゆくて眠れない。手足の甲はカサカサになってしまった。これも副作用なのかな。 色々調べても分からない。次回先生に相談してみる事にして、とりあえず百均店で氷嚢を買って冷やして寝てみる。
いつも私の足元が寝床の猫ちゃんは暖かいはずのお布団の中が冷たいのにびっくりさせてしまった。
今日は義父の74歳の誕生日なので、家族のグループラインでのお誕生日会。それぞれ離れている家族とビデオ通話にして顔を見せ合う事が出来、皆でバースデイソングを歌いました。
始めて私のウィッグ頭も見せて、自然だねと言ってくれました。
早く会える様に皆、元気でいて下さい。
お父さんもあまり飲みすぎ無いでますます元気でいて下さいね。
あっそうそう 少し前に義父とおハゲ談議をしました。私が頭が暑くて汗をかいてしょうがない。
髪の毛の大切さが分かったと話したら、そうだろうそうだろうと義父。
そして、ハゲでもシャンプー使うよねとか、季節の変化は頭が一番先に感じるとか色々話しました。なってみて初めて分かる事だらけ。泣く日もあるけどその分いっぱいいっぱい笑って過ごしたい。
Aちゃんからがんの経験者の方が作っているという麻のリバーシブルの素敵な帽子が届いた。なんだか手足の不安に落ち込む毎日だったので、嬉しかった。痛いのもかゆみもがんを倒す為、強い薬と大切な体が戦ってくれている。私は気持ちだけ負けない。
※ ほっこりしたい今日の一冊
「パンとスープとネコ日和」著者 群ようこ
美味しそうで、ネコちゃんが可愛すぎる。
5月26日
抗がん剤6回目。タクシーに乗って一人で通院し入り口で警備員の方が声を掛けてくれて、機械に診察カードを入れ確認ボタンを押すという作業を手伝ってくれる。
その後一人でエスカレーターを上がり外科の受付まで行き検温を受けて、その後は採血、問診、診察と私をバトンしてくれる。前回のかゆみの事や関節痛等を先生に話し一応かゆみ止めと痛み止めの薬を処方してもらう。
やっと外来化学療法室へ、ここまで来たらウィッグを脱いで一息。
いつものように前投与の吐き気止め30分を2本、その後、パクリタキセルを3時間、本を聞きながらまたウトウト。以前より楽で看護師さんにわったよと起こされる。
精算も職員さんが手伝ってくれてタクシーで自宅のご近所の薬局へ。
薬剤師さんが私の乳がんはホルモン受容体が無いタイプで予後が悪かったが、今の薬が出来た時びっくりした事、だから大丈夫と話して励ましてくれた。
5月28日
ジーラスタの皮下注射を受けに通院。30分で終わり帰宅したが、病棟からコロナウィルスのクラスターが発生した事が分かり、全国で報道された為、沢山の方からご心配の連絡を頂く。聞くところによると副作用と肺炎初期の症状は似ているのだが、大丈夫大丈夫と祈るだけ。また夕方から関節痛と筋肉痛で動き辛くなる。肩甲骨、腰、股関節、膝、かかと
体中がキシキシと鳴っている感じ、トイレに立ち歩くのに時間がかかる。以前のようにむかつきや倦怠感は無いが、その時は薬で治まってくれていたが、今回はあまり効かない。
というか薬がキレたらまた痛みだす。そんな時はじっとして寝て待つ。
またひとつ発見した事をご報告。最近食事中、入浴中等やたらと鼻水が出る。なんでかなーと思っていたら、鼻毛も無くなっていた。やはりどこの毛も色んな働きをしてくれていたんだと無くなって初めて気付く。まゆげとまつげはまだ頑張ってくれている。後2回負けないで私にくっついていて下さいーー。